第40回日本アカデミー賞 受賞予想!
第40回日本アカデミー賞 授賞式が3日(金)開催される。大手配給会社が持ち回りで受賞しているのではないかとの批判の声も聞かれるが、昨年は「百円の恋」が主演女優賞(安藤サクラ)、脚本賞(足立紳)に輝いており、最優秀賞の受賞予測は難しくなっている。本家、アメリカのアカデミー賞も昨年は「白いオスカー」などと批判を受け、今年は白人以外が数多くオスカーを手にしている。そこで今年はちょっとした余興に日本アカデミー賞の最優秀賞受賞予測をしてみたい。どのくらい当たっているか? という興味で注目してもらうのもよし、「いや自分はこの作品だと思う!」と読者のみなさんがそれぞれに予測を立てて注目してもらうのもよし…。いずれにしても、日本でもっとも多くの方が授賞式の模様を観ることができる映画祭。これをキッカケに、「もっと映画を観に行こう」という人が増えたら…という願いを込めて、以下、主要部門の最優秀賞受賞予測をしてみる。
ノミネート/受賞作品一覧は【こちら】
作品賞
「怒り」
*脚本、演出、俳優たちの演技などトータルバランスを考えると「シン・ゴジラ」と迷ったが、実写映画に点数が傾くのではないかと予測して「怒り」と予想。
(追記)⇒結果:「シン・ゴジラ」(*毎日映画コンクールでもグランプリにあたる日本映画大賞を受賞していたのだから、それを考慮すれば良かったと反省)
アニメーション賞
「君の名は。」
*「この世界の片隅に」「聲の形」の三つ巴だと考えるが、興行収入記録の更新という実績が評価されると予想。
(追記)⇒結果:「この世界の片隅に」(*興収記録ということでなく、投票する映画人の気持ちが読み切れていませんでした。反省)
監督賞
「シン・ゴジラ」
*これも「シン・ゴジラ」「怒り」で迷ったが、李監督は過去にも受賞歴があるという点で、庵野秀明・樋口真嗣に獲らせたい!という票が集まるのではないかと予想。
(追記)⇒結果:「シン・ゴジラ」(*わーい当たったぞ!どうだ!笑)
脚本賞
「湯を沸かすほどの熱い愛」
*原作を持たないオリジナル作品で、これほどの話題作の設計図を作られたことに敬意を評して…。
男優賞
綾野剛
*体重を増量して挑んだ「聖の青春」松山ケンイチと迷ったが、多彩なシーンを文字通り体当たりで挑み成立させていた綾野剛に一票!
(追記)⇒結果:佐藤浩市さん「64-ロクヨン-」(*私、修行し直してきます…)
女優賞
宮沢りえ
*もっとも予想が難しい部門。その俳優が持っているパブリックイメージを覆す演技に賞を贈りたいという気持ちがあるはずで、「紙の月」以来の最優秀賞の受賞となるが、消去法で「湯を沸かすほどの熱い愛」が選ばれるのではないかと予想。
(追記)⇒結果:宮沢りえさん(*やったね!)
助演男優賞
竹原ピストル
*「怒り」から妻夫木聡、森山未来の両名がノミネートされているのが「怒り」の熱量の高さの証であるが…その熱量をひとりで担っていた「永い言い訳」竹原ピストルの受賞を信じたい!
(追記)⇒結果:妻夫木聡さん(*個人的には竹原さんに獲って欲しかったですが…妻夫木さん、森山さんどちらが獲っても異論はございません)
助演女優賞
広瀬すず
*助演としての存在感という点で言うと「湯を沸かすほどの熱い愛」の杉咲花と「怒り」広瀬すず、どちらかだと予想。過酷な運命を体現した広瀬すずに軍配か?
(追記)⇒結果:杉咲花さん(*杉咲さんのお名前も挙げて、どちらか迷っていたということで…お許しください。どちらも名演でした。すずさんの悔しそうな顔が印象的でした)
音楽賞
RADWINPS
*作品との関わり方が他に類を観ないレベルであったことを考えると文句無しではないか?
(追記)⇒結果:RADWINPS(*当たって嬉しいのですが…せっかくの受賞ですから、ステージで歌っていただくなどの演出があっても良かったのではないかと…)
東宝の配給作品がかなりの割合を占めていますが…果たして結果は!? 授賞式はグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで16時から開演される予定。その模様は日本テレビ系(全国29局ネット)で放送されます。