名作映画の中に名車あり アルファロメオ I LOVE CINEMA 2016 レポ(1/4)
名作映画の中に名車あり!
各時代の人々の生活、価値観、文化を物語として描いてきた映画には、数多くの名車が登場していますが、その中でも『ゴッドファーザー』や『007』など、名だたる映画を彩ってきたのがイタリアの世界的自動車ブランド「アルファロメオ」。今回は…そんな「アルファロメオ」が主催した映画コンペ「I LOVE CINEMA 2016」のイベントの模様をレポートします。
まずは…なぜ自動車ブランドが映画コンペを主催することになったのか?そこに込められた想いは? Alfa Romeo/マーケティング本部長のティツィアナ・アランプレセさんにお聞きしました!
■日本の映画文化とアルファロメオのビルドアップ
―――なぜ映画コンペを開催することに?
「アルファロメオ」というブランドはとても歴史があり、これまで数多くの映画に、ダイナミック、ビューティなイメージとして登場して来ました。そんな中、この「映画」というコンテンツを通じて、また新たなムーブメントを起こせたらと去年からこの企画を始めました。
―――確かに映画の中に登場する車って一段とカッコよく見えます
車の魅力がより伝わる芸術はやはりシネマだと思います。だからこそ、これまでもいろいろな監督がアルファロメオを映画の中で描いてくれたと思います。
―――岩井俊二監督の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』でも登場しているそうですね
岩井監督は、台本の時点からジュリエッタを思い浮かべながらシーンを作ったそうです。そしてジュリエッタのことを、車という“モノ”ではなく、“共演者に近い存在”と表現されています。
映画『リップヴァンウィンクル』より
―――それは嬉しい言葉ですね。映画を見て、ますます、自分もこんな車に乗りたいと思う人も多そうですね
そうですね。実際、私たちのマーケティング調査の中では、アルファロメオが好きな人、あるいはアルファロメオを買いたいと思っている人は、同時に映画を見るのが好きと答えている人が多いというのがわかりました。なので、こういった映画コンペの企画は、さらにアルファロメオを知ってもらえるキッカケになると思います。
―――なるほど。ブランドの新たなファンが増えるチャンスでもあるんですね
ただ、やはりそれだけじゃなくて、日本のシネマ文化や若い監督たちをサポートしたいという想いは強いです。去年は8人、今年は4人の監督にコンペで作品を撮ってもらいましたが、ジュリエッタを通していろんな作品を描いてもらえたら、お互いにとっても良いことだと思います。
―――これをキッカケにブランドのイメージも新しく変わっていくでしょうか?
イメージが“変わる”というよりも“ビルドアップ”ですね。これまで積み上げてきた歴史として、長い根っこの部分は既にありますので、そこへ新たな価値や可能性がインバウンドされて、ちょっと大きく、ちょっと長く、ちょっと違う色に、だんだんと新たな可能性を伸ばしていけたらと思います。
■ジュリエッタというテーマから生まれた4つの作品
―――若い監督たちにはどんな作品を期待しましたか?
コンペとしてジュリエッタをテーマに置いてもらうのはもちろんですが、やはり、お客さんがストーリーと正面から向き合えるものを作って欲しいと思いました。良いシネマがより多く生まれることで、日本人のマインドセットも、またさらに良い方向へ変わっていって欲しいなと思います。
―――今年の4作品を観てどうですか?
みんなインスピレーションがすごい!ジュリエッタという同じテーマの中、ストーリーが全然違っていてユニークですね。アートとして、それぞれの色やにおいの違いが出ていて良いなと思いました。
■長い期間続けていきたい
―――ぜひ長く続けていって欲しいのですが、来年以降も続きますか?
もちろん来年以降も続けていきたいです。長い期間続けていくことはブランドとしても大事だと思います。参加してくれた監督の方たちにも、イベントでムービーを撮ってもらうなど、一緒に仕事をするチャンスもあるかなと思います。私たちは本当に“we love cinema”です(笑)!
■「I LOVE CINEMA」情報
I LOVE CINEMA 2016 ノミネート4作品全編公開中!
『サクマくんはママのカレシ』
『秘密』
『好時、時節を知る』(審査員特別賞受賞)
『助手席にジュリエッタ』(グランプリ受賞)
■「I LOVE CINEMA2016」レポート
(1)名作映画の中に名車あり
(2)河瀬直美監督が登壇
(3)ノミネート4作品 監督インタビュー
(4)ショートフィルムはテーマが決まっていると個性の違いが楽しめる
公式サイト:http://www.alfaromeo-jp.com/lovecinema/