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■お坊さんの日常を描くという意識は同じだった

ーーー今作の原作者である白川さんとは作品について話はされたんですか？

はい。原作を読ませて頂いたときに、仏の教えを説いてくれるとともに、日常生活の面白さを僕は感じたんですけど…白川さんご自身も、お坊さんの日常を描くというところに必要性を感じてらっしゃったので、そこの想いは共通していました。

 

 

ーーー白川さんからはどんな言葉がありましたか？

白川さんが伝えたかったのは、お坊さんの日常ってけっこうおもしろいんですよってことでしたね。なので、お芝居では基本自由に楽しんでくださいって言ってもらいました。

 

 

 

■作品に出てくる本屋は実際に白川さんが働いていた場所

ーーー実際…自由に楽しめました？

変に力を入れずに、撮影現場の永福寺の空気を感じながらできました。あと、僕が書店員をしているシーンで出てくる本屋さんって、実際に白川さんがお坊さんになる前に働いていた場所だったんですよ。“へ～ここで働いてたんだ”っていう発見があって楽しかったです（笑）。

 

 

 

 

■初めて自分より年下の監督だった

ーーー撮影中、真壁監督とはどんなやり取りを？

真壁監督は、僕にとっては初めて年下の監督だったんです。真壁さんからは、どんどん伊藤くんに頼っていきたいって言われました。だから何でもぶつけてくれって。それは嬉しかったですね。

 

 

ーーー伊藤さんはどういう風に答えたんですか？

僕も何でもぶつけますって言って、いろいろ話し合いながらやらせて頂きました。

 

 

ーーーバトルみたいなこともあったんですか？

いえ、そこは話し合いながらです（笑）。例えば監督が「こういう風にできる？」って僕に対して要求があったときに、僕は監督に「でも、僕はこう考えてたんですけど」って…1つ1つ伝えながらやりました。それでお互い「なるほどね」と納得し合いながらやれましたね。

（１／４）『ボクは坊さん。』主演 伊藤淳史さん　みんな日常があるからおもしろい！

（２／４）『ボクは坊さん。』主演 伊藤淳史さん　お芝居はOKでもお経がNGで撮り直し？

（３／４）『ボクは坊さん。』主演 伊藤淳史さん　お坊さんの日常を描くおもしろさ

（４／４）『ボクは坊さん。』主演 伊藤淳史さん　５分ほどのショートで撮ってみたい作品

 

■「ボクは坊さん。」公開情報

＊2015年10月24日（土）全国ロードショー～

監督：真壁幸紀

脚本：平田研也

出演：伊藤淳史、山本美月、溝端淳平、渡辺大知、遠藤雄弥、濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形

公式サイト：http://bosan.jp/